木の表面の仕上げ方や加工は4パターンあり、
これらを組み合わせて色々な仕上げの看板を作っています。
木の表面を鉋(かんな)で削り仕上げた後
4回に分けてしっかりオイルを染み込ませていきます。
使用するオイルは荏油、亜麻仁油、椿油となります。
場合によってはオイルの吸収をよくするため
細かい番手でヤスリがけした後にオイルを塗布します。
日本古来の自然塗料であるベンガラと柿渋を使用します。
ベンガラを塗布した後、適度にヤスリがけをすることによって何年も使用してきたかのようなヴィンテージ感が出ます。
上塗りで柿渋を塗布することでベンガラを木材に定着させます。
柿渋には木材を丈夫にするとともに表面を色濃くする効果もあり使用するにつれ深みが増していきます。
最後に亜麻仁油または荏油を塗布します。
表面の荒い部分をある程度残すようにヤスリがけを行い、場合によっては柿渋を数回塗布し古材に近い色味を出して行きます。
最後に亜麻仁油または荏油を塗布します。
古民家の古材をイメージした加工です。
ベンガラと桐油をこねて作ったペンキをランダムに色付けしていきます。
長年の作業でついたペンキ汚れをイメージした加工です。